うたを うたう とき

「こういう風な音の流れがあって、こういう歌詞がついてたらどう歌えばいいか、どういう風に歌いたくなるか、わかるでしょう?
例えば、ここの歌詞ははっきり・大事に歌おうとか、こういう音の流れだから自然に盛り上がってくるとか、ここは小さく惹き付けるように歌おうとか、楽譜から読み取れるでしょう。
これがわからないなんて人間じゃない、と言いたい。
あるオーケストラの指揮者が言っていて感動したのだが、「ここが感じられないなんて、お前に赤い血は流れているのかー!!その血は人間の血かー!!」ってね。
みんながさっきできなかったのはなぜ?
まさか、人間じゃないなんてことあるまいし、楽譜の読み取りが浅かったということだよね。
みんな、いい感性持ってるはずなんだから、そういうこと感じてなきゃいけないよ。



その前に、楽譜通りの音程とリズムを刻めることが大前提なんだけどね。
はい、そこ、低いよ。
2小節前からやり直し。」