ニュースで話題の

「若者は子供を二人以上持ちたいという健全な考えを持っている」という柳沢大臣の発言が
「結婚して子供をつくるのが当然とするのは古い考え方」
「『女は産む機械』発言とも、きっとどこかでつながっている」
などと批判されている。
「健全な」なんて言わずに単に「子供を二人以上持ちたいと思っているのが多数派」
とだけ言えばよかったものを・・・


ところで、これを批判する発言の中に
「子供を(複数)持ちたくても持てない人への配慮が足りない」
というものがあった。だが、ちょっと待って欲しい。
今回の発言は「子供を二人以上持ちたいと考えるのが健全」というもの。
「持ちたいのに持てない人」というのは「子供を持ちたい」と思っている以上
「健全」ということになり、傷つくいわれも、特に配慮する必要もないはず。


この人達が傷つくのは、柳沢発言を「子供を二人『持つ』のが健全」と早とちりした場合。
「子供を二人持つのが健全」と言われたら当然そうでない人か傷つくだろうが、
柳沢発言はそういう内容ではないから、これは早とちりである。
「配慮が足りない」と発言した方も、この早とちりをしたのだろうか。
それとも、インタビュアーが「柳沢大臣が『子供は二人以上持つのが健全』と発言したがどう思うか」と質問したのかもしれない。
そう考えると、総理の「真意を推し量って欲しい」というコメントは非常に的を射た発言だと思う。


いずれにしても、国会では些細な失言叩きに終始せず、
早く重要な政策の中身についての議論を深めて欲しい。